つい先日、格安フィルターを購入しました。
そしたら、そのフィルター(レビュー)にフォロワーさん方が興味があるようなので…

変態しかいねぇ…

というわけで格安フィルターのレビューをしていきたいと思います。

◎そもそも格安フィルターとは何ぞや?
数百円~数千円で買えちゃうフィルターもしくはフィルター群のことを指します。 
アマゾンなんかで検索するとたくさん出てきますね。
 





格安フィルターは、だいたい中国製のようで品質もお察しのようですが、NiSiなどの有名ブランドのフィルターの値段をみてしまうと「安かろう悪かろう」でもいいかなぁって思ってしまうのが人の性でしょう。
入門用として、ちょっとフィルター芸をしてみたいなぁーぐらいの人にはベストチョイスかと思います。フィルターを使用した撮影はけっこー限られますし、そんな限られた撮影に何万円も出したくないって思う人もいるでしょう。そこで問題になるのが、この格安フィルター…いったいどれぐらい使えるの?ってところかと思います。今回はその辺をレビューしていきたいと思います。

今回、数ある格安フィルターの中で、購入してみたのはこちらの商品です。






カラーフィルターもセットの格安フィルターもありましたが、僕は専らデジタルなので(というかフィルムなんか使わない)、カラーフィルターは不要ということでNDフィルターのみのセットにしました。
こちらの商品は各フィルター(ND2,4,8,16,GND2,4,8,16)と、それを乗せるアダプター、アダプターをレンズに付けるためのリング(49-82mmまでのレンズ口径に対応)がセットになっているので、このセットだけでフィルターをレンズに付けれるようになっています。

ざっとネット上にある格安フィルターのレビューをみると以下の点が問題となっているようです。
問題点①青い…(緑とか黄色ってレビューもあり)
問題点②減光量がマチマチ
問題点③解像度が落ちる(モヤがかかる等) 


ひとつずつ検証していきます。
☆問題点①青い…(緑とか黄色ってレビューもあり)
よく見るレビューが画像に色が付くというものです。だいたい青や緑のものが多いようですが、まったく別の色に偏るものもあるようです。
今回購入した格安フィルターにもガッツリ色被りがありました。笑
2016-1014a-IMGP19092016-1014a-IMGP1911
左がフィルター未使用で、右がフィルター使用です。
青くなっているのが分かると思います^^;

実はこれ、購入前からレビューに思いっきり書いてあったので、こうなると分かっていました。
にも関わらず、なぜ購入したかというと、WB補正で容易に改善できる(と思った)からです。
色にムラがあった場合は、補正難易度があがりますが、幸いそのようなムラもなさそうなので、あっさり改善できました。
 2016-1014a-IMGP19112016-1014a-IMGP1911b
(左)補正前、(右)補正後
 

 ☆問題点②減光量がマチマチ 
NDフィルターというのは、減光フィルターというもので、光の量を減らしてシャッター速度を長くするために基本的に使います。
そして、その減光量もフィルターによって決まっています。
ND2では、光の量は2分の1になります。つまりシャッター速度は2倍になります。
ND4では、光の量は4分の1になります。つまりシャッター速度は4倍になります。
ND8では、光の量は8分の1に…という具合になります。

基本はこのようになるんですが、格安フィルターはこの辺が適当というか、数値通りの減光量にならないっていうレビューを散見します。
という訳で、次はこれを検証してみました。
同一光源(同一露出)下で、順番にフィルターを付け替えて、シャッター速度がどうなるのか調べてみました。

フィルターなしで1/200”となる状態でテストしたので、数値通りの理想の結果は以下となるはずです。
ND2・・・1/200”の2倍のシャッター速度となるので、『1/100”』
ND4・・・1/200”の4倍のシャッター速度となるので、『1/50”』
ND8・・・1/200”の8倍のシャッター速度となるので、『1/25』
ND16・・・1/200”の16倍のシャッター速度となるので、『1/13”』


では結果をみてみましょう。


ND2・・・1/100”
ND4・・・1/60”
ND8・・・1/15”
ND16・・・0.3”(≒1/3”)

あ゛あ゛・・・(遠い目)
たぶん、ここの部分は製品によって本当にマチマチなんだと思います。今回はND2だけ数値通りの結果になりましたが、もう一度購入してテストしてみたら、また違った結果がそれぞれ出そうな気もします。
しかし、まぁ逆に考えれば減光はしっかりと…というか減光し過ぎなくらいしているので、ただ単に数値に拘らず減光したいんなら良いんじゃないですかね(適当) 
滝とか、川とか、波とか、その場のインスピレーションで撮ればいいんですよ。
NDの数値なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ(´゚д゚`)ぁ


 問題点③解像度が落ちる(モヤがかかる等) 
最後は解像度落ちるくんです。
フィルターというのは、光学系(レンズ)の真ん前にガラス(アクリル)板をかます訳ですから、多かれ少なかれ解像度は落ちます。当たり前です。問題はそれがどの程度かってことです。 
今回のテスト方法をいろいろ考えたんですが、手っ取り早く解像度チャートを印刷して撮影してみました。
レンズはカミソリマクロの異名をもつシグマ70mmマクロで撮影しました。

フィルターなし
n0


ND2
n2


ND4
n4


ND8
n8


ND16 
n16

あ、あれ?思ったほど悪くない…?

もしかしたら、テスト方法がよろしくなかったかもしれませんが、結果は以上のようになりました。
本当はがっつり解像度落ちると思ってたんですが、条件によるところが大きいようです。
解像度チャートだとこんな感じですが、実際にフィールドで使うとけっこう解像度が落ちてるのが分かります。
原因はおそらく逆光性能がゴミなんですよね。笑
フィルターの裏側(ようするにカメラや撮影者)が思いっきり映り込むこともチラホラありました。

このあたりはフィルターにフードを付けるとかの逆光・測光・迷光対策は必須っぽいです。逆をいえばフードを自作なりで用意すれば、解像度チャートテストを見るにけっこう使えるような気がしないでもないですね。笑
安かろう悪かろうなのは間違いないですが、使えないことはないです。
値段を考えれば、むしろ使えると思います。
結局、このフィルターを活かして(工夫して)どんな写真を撮るか、それひとつですし、物は使いようです。
 
最後に、このレビューを読んで格安(格安じゃなくても)フィルターに手を出し、フィルター芸を身に着け、そしてフィルター芸人として素敵な写真とともにみなさんが羽ばたいていくことを祈って、このレビューの終わりとしたいと思います。


以下、私のフィルター芸(試し撮り・駄作)を載せときます。
2016-1014a-IMGP1931
2016-1014a-IMGP1948
2016-1014a-IMGP1918